2012年09月17日

おもひで、ぽろぽろ

みなさんこんにちは。あんです。





最近ふと、ジブリ映画がみたくなったんです。


こういうとき、ありませんか?


「ふと」きますよね?






そこでわたしが選んだのは、

高畑勲さんが監督・脚本を担当された

おもひでぽろぽろ』(1991,7公開)でした。

(英題ではOnly Yesterdayというらしいです。)←今知った...


おもひでぽろぽろ.jpg



only yesterday.jpg
(Amazonより)



 
ジブリ作品っていって、真っ先に思い浮かぶのは

『トトロ』や『風の谷のナウシカ』、それから『千と千尋の神隠し』だと思うんです。


...要するに、宮崎駿監督の作品?







いやいや、
それもすばらしい作品たちなんですよね。



...なんですけど、
わたしは『平成狸合戦ぽんぽこ』とか『ホーホケキョ となりの山田くん』に代表される
高畑勲さんの作品も大好きなんです。




宮崎駿さんとの違いは、
宮崎さんのような子どもも大人も楽しめる、想像力にとんだ世界観とは一風異なる、

高畑勲さんの
現実を基にしたリアリティのなかの、「哀愁」ただよう世界観がすきなんです。





だから、高畑勲さんの作品は少年少女時代にみても
あまり記憶に残りにくいものがあるかもしれません。



少し年を重ねて
人生経験をたくさんした分だけ
みるたびみるたびに味が深くなる世界観が
心に「じん」とくるんですよね。



...あくまであん個人の感想ですけど(^^;)







『おもひでぽろぽろ』という作品を
どれくらいの方がみたことあるのか、わからないですが。


高畑勲監督のジブリ作品の中でも特に
「哀愁」とか「郷愁」
が漂う世界観が味わえる作品だと思います。




舞台は東京と山形。
主人公は岡島タエ子、27歳独身。




タエ子は東京生まれの東京育ちで、普通のOLをしています。
小さい頃からの「田舎」へのあこがれから、
休暇をとっては、山形の親戚の「田舎」に居候し農作業をすることを楽しみにしていました。




その年も10日間の夏休暇を利用して、山形へ向かうタエ子。
...そんなタエ子に付きまとう影が。





それは、小学校5年生のときの岡島タエ子、本人の思い出。
「ふと」したきっかけから過去への回想が始まるのです。


         .....



小学校の給食のおかずを1品しか残せず、こっそりパンにはさんで持ち帰り、母に叱られたこと。

学芸会で「村の子1」を演じ、劇団からスカウトがきて心ときめいたのもつかの間
厳格な父に反対され泣く泣くあきらめたこと。

些細なことでごねて、人生で初めて父に頬をぶたれたこと。

他の組の男の子に好意をもたれ、小学生らしい淡い恋心をもったこと。

算数の分数の割り算の意味がどうしても解せず、意固地になったこと。

嫌われ者の転校生に対して自分が抱いた、過去の偽善心。



          .....



思い返される回想は、
単純に「懐かしい」とか「楽しい」思い出というよりは、


ちょっぴり心にしみるような
誰でも感じたことがあるような


悔悟や恥じらいをともなったもの。




  なぜだか「ふい」にあらわれた



過去の自分が現在を生きる自分に重なる。
過去の自分が今の自分を後押ししてくれる。






27歳。
人生の岐路にたったタエ子は



いろいろな葛藤をこえて
一歩あらたな道へ踏み出していく。



そんなタエ子を見守る、小学生のタエ子。



紅花.jpg
(作品中で印象的な紅花畑。フリー素材より)





作品の構成の絶妙な上手さと、
懐かしい時代を思い出す選曲と、
主人公の過去・現在の感情の混ざりあいが、



「哀愁」という形になって、
  みているものの心を
そっと、でも確実に、揺り動かしていく。






私はワタシと旅に出る」(糸井重里)

おもひでぽろぽろ2.jpg
(Amazonより)



このキャッチコピーが、しっくりと心にとまる作品です。









おもひでぽろぽろ3.jpg

宮崎駿プロデュース。
高畑勲監督。
あんお勧め(笑)。




From Anne,


ps:今日はシンプルタッチにしてみました。




(youtubeより)



 
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posted by shinji at 14:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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